top of page

●第178回「東京フォーラム」

テーマ Active Book Dialogで『LIFE SHIFT』を読んでみる

【日時】2020年2月15日(土)13:30-17:30
【会場】中央区立環境情報センター  研修室1・2(東京スクエアガーデン6F)

【開催報告】

​ 本は家でも読める。わざわざ東京まで出掛けてフォーラムに参加する価値があるのだろうか?

 新型コロナの感染が関東圏で広まりつつあるしどうしようか・・・

 と正直なところ躊躇や迷いがありましたが、『参加して本当に良かった』が率直な感想です。

 通読スタート! 前項との脈絡が分からないので実に読みにくい。

 どのように要約するか悩んでいる時間はない。

 取り敢えず線を引いてみたり、要点を書き出してみたり。

 24ページなら大したことはないだろうと思ったが意外と時間はあっという間に過ぎる。

 ヤバい! もっと早くやらないと間に合わない!

 この焦る気持ちはなんだか懐かしい。 そうだ、学生時代の試験だ。

 社会人になってここまで制限時間と焦りを感じさせられることはそうない。

 久し振りに必死に集中した45分間でした。

 本の内容については読者それぞれの解釈があるので詳細は控えますが、

 100年時代をどう生きるかについて考え続けること、人間関係, スキル, 健康といった無形資産を

 磨き続けたりメンテし続けること、すなわち自らを再創造(リクリエーション)することの重要性を

 考えさせられる内容でした。

 また、未来塾メンバーそれぞれの視点や捉え方をシェアすることでより多くの気付き、学び、

 理解の深まりを短時間で効率よく獲得することができました。

 今迄のフォーラムとは一風変わった革新的で挑戦的なフォーラムは新たな未来塾を予感させる

 有意義なものとなりました。

【当日の進め方

 ①本をビリビリと破って18人分で18等分する(内容の区切りを無視して24ページ毎に分割)

  ちょっと勿体ないけど ビリビリという音が…

 ②各自通読しA4紙数枚に要約をまとめる(45分間)

  前頁までを読んでないと理解できない内容でも想像して通読!

 ③ホワイトボードに要約したA4紙を章順に貼り合わせて1冊分を掲示

  前項までを読んでないと理解できなかった内容がここで繋がった!

 ④要約した内容を章順にみんなに説明し1冊分の内容をシェア

 ⑤シェアした内容について「重要」と思ったこと、「モヤモヤ」することを各自考えて発表

 ⑥今日の持ち帰りを各自考えて発表

【要約結果】

序章_第三章.webp
第4_5章.webp

序章~第三章

第四章~第五章

第6_7章.webp

第六章~第七章

第8_終章.webp

第八章~終章

【フォーラム写真】

ビリビリ作業.webp

ビリビリと破る!

通読中.webp

みんなで通読

発表風景.webp

発表中 みんなで内容をシェア

ABD1.jpg

破られた本

通読中真剣.webp

真剣に通読中!

中山幹事.webp

担当の中山理事 お疲れさまでした!

IMG_0074.jpe

最後に記念撮影

【アンケート結果】

【参加者の感想1】

今回の東京フォーラムに参加しました。とても面白かったです。
事務局の長谷川さん、企画してくださった 理事の中山さんに本当に感謝です。
また、ABDに参加してくださった17名の皆さんにも感謝です。
何故か? それは一人で本を読んでいては多分気づかないであろうということに気づかせてくれたからです。
ちなみにABDはActive Book Dialogの略です。
単なる読書会ではありませんね。それぞれの読者 それから著者、またその本、さらにその本の背景、
それにその本による「インパクトとの対話」といっていいと思います。
さて今回は「Life Shift」を選びました。本の内容の詳細は別の方に譲るとして、人生を
どう考えるのかとてもいい気づきがありました。と同時に、やらねばならないことも見えてきました。
何故、そうなったのか?
それは、今回のABDの仕組みにあると思います。
まず、章立てや段落に関係なく、本を破って=「Biri−Biri」 それらが各人に配られます。
とすると、基本的に前後の流れがわからない状態で読むことになります。
また、その内容を発表しなければならないので、いろいろな視点で仮説=こうじゃないのかな? を
立てて読書することになります。このことが深い読書につながります。
その後、発表の際に、前後の流れ、全体のストーリーを聴く(聞くではない)ことで先の仮説が検証されます。
ただ、これでは不十分で全体の発表が終わった後に「もやもやしていること」と「重要なこと」を考え、
言葉にして皆さんでシェアすることで、上記の仮説の検証につながります。
この一連のDialogがホントに深い理解を促進したと思います。
また、このことでもう一度「Life Sift」を読んでさらに考えてみたい という原動力になりました。
ところで、今回は全員でシェアしましたが、例えば二班に分けて同じ本を読んで説明をお互いに聴く、
そういうことでさらに新しい気づきが得られると思います。
あるいは、制約を入れて読む 例えば時間の制約、読み方の制約、まとめ方の制約を入れることで、
その本の理解も変わると思います。
それから、まとめ方を工夫することで、テクノ未来塾として独自の書評が作れると思いますね。
本の内容は譲りますとしましたが、一つ 人生100年時代で重要なことを再認識しました。
それは「無形資産」です。 例えば、仲間、人脈は本当に大切です。
そういう意味で、テクノ未来塾の活動に何らかの形でも具体的に参加することは、その無形資産を維持し、
さらに良いモノにすることにつながり、よい人生を送ることができる原動力になると思います。
ということで、皆さん 是非一緒にいろいろと活動しましょう。

 

【参加者の感想2】

ABDの良さを実感できる貴重な機会を持つことができました。企画頂いた中山さんに感謝です。
普段本を読むにしても、だらだらと読んでしまいますが・・・
ABDでは読む範囲と読む時間が明確に決められていて、さらに読み終わったらその内容を手書き用紙でプレゼンしなければなりません。
短時間ですが、相当集中して“一心不乱に”に読むことになりました。
また、プレゼンを前提に読むことになったので、頭の中で、紙の上で内容を整理し・まとめながら読むことになりました。
こんな読書方法をぶ厚い本一冊することは至難ですが、分担分(今回は20pほど)なら、なんとかできました。
みんなが集中して読んだ結果のプレゼンなので、それらを共有することで、本の理解がかなり広く・深くできたように思います。
「ABD恐るべし」です。
講師を呼んでの議論も良いですが、この様な新しいチャレンジも続けていきたいと思います。

【参加者の感想3】

感じたことを3点投稿します。
 1. 著者のメッセージ 
  “技術が人の生活に大きく深く影響することは歴史的事実。
  今は情報技術が働き方、生き方に変革をもたらしている。
  個人・組織人・地域人として、自分自身が生き方を選択する必要がある。”
 2. 本の読み方
  未来塾のメンバーは、緻密で論理的。文字スライドが数多く作成された。
  書籍の選択、読み方・まとめ方・メッセージの受け止め方など、
 いろいろな面にそのような特徴を感じました。
 さすがに理系!!
  これを更にビジュアルなスライドに集約すると、そこらの書評にはない印象に残るまとめになるかも。
  自分も含め、左脳Activeな集団であることを確認。デザインセンスなど、右脳鍛錬でよりより面白くなりそう。
3. ABDの意義・進め方
  たくさんの意見をいただきました。次につなげたいと思います。

  —まとめ方に一定の制約を設け(文字数や枚数など)、書評のように集約
  できるようにすることで、発信の価値を高める、ホームページに集約する
  —同じ素材を、グループを分けて読み、彼我比較してみる
  —読んでまとめる作業の刺激は結構強い、間延びしない配慮や時間設定で
  適度に楽しめるエクササイズになりそう
  —つん読派の人もたくさんいて、その一角を集団のチカラで崩す意義もありそう。
  通読した人にもリマインド、再認識の意義はありそう

【参加者の感想4】

先ずは、主幹事の中山さん、ありがとうございました。
私もActive Book Dialogは初めてで、大変良い体験になりました。
中山さんを初め、幹事の皆様が図書の選定や、フォーラムに向けた準備を
しっかりして頂いたお陰と思います。

各人が担当した箇所の概要を紙に書いて、ホワイトボードに貼り付けましたが、この貼り付けた内容を見ると、

図書の話の概要だけでなく、話の構成、筆者は何を重要と考えているのかなど、全体像とポイントが良く分かりました。
また、持ち帰って考えたいことなど、各人が感じた点を聞くことも、図書の理解を深めることに繋がったと思います。
自分の担当は全体のたった1/18でしたが、1冊の本全てを普通に読むのに比べ、深く理解でき、また頭に残ったと思います、
フォーラムの時間は短かったですが、濃密な時間になりました。
持ち帰った課題は自分の宿題で、しっかりと考えたく思います。

【参加者の感想5】

今までに幾つかの読書会に参加した経験がありますが、
今回の東京フォーラムの読書会は今までに経験したことがない方法でした。
具体的には、1冊の本を参加者全員で分担して要約し、本の流れに沿って各自の要約を紹介することにより、

短時間で「本をざっくり理解する」というものでした。
Life Shiftは読んだことがなかったので、概要を理解することが出来たことは、大きな収穫となりました。
割り当てられた部分をどのように要約するかは、各自の力量に問われてしまいますが、

そこは未来塾の皆さん、流石だな・・・と感心させられました。
今回のフォーラムに参加して1点、お願いがあります。
世の中には、何をやるのかがわからないことを「ワクワクすると感じる人もいれば、そうでない人もいる」

のではないかと思います。
今回の東京フォーラムは開催告知が1か月前、取り扱う本の告知が開催直前だったこともあり、

何をやるのかがわからないこともあり、若干、参加することに躊躇致しました。
今後の開催告知は概要だけでも2か月位前にはメーリングリストに掲載して頂けると参加しやすくなるのではないかと思います。
最後になりましたが、ご準備くださった皆様に心から感謝致します。

【参加者の感想6】

 2/19の東京フォーラムはこれまでとは全く違った方法の試みでした。
ABD 分割された部分を読んでその要約を寄せ集める。
それでもそれなりに1冊の本が理解ができるものだ、というのは面白い気付きでした。
Life Shiftの中身がわかったので、次はWork Shiftを一人で読んでみます。
主幹事の中山さん、ありがとうございました。

bottom of page