●2019合宿ゼミ in 熱海

【日時】 2019年5月18日(土)13:00 − 19日(日)12:00
【会場】 ブリヂストン熱海海幸荘

     

第1部 有志プレゼン

「昭和の時代から、平成、令和 技術がどう発展し
 どうITと付き合って生きていけばいいのか?」
(福井さん)

 皆さんよりちょっと早く「定年」という齢になりました。そんな年齢から、未来塾の意義と魅力は何だろうと(まだ、ここに居させてもらってもいいのか・・・と)少し、モヤモヤしていました。これからの時代、これまでの時代、何が問題なのか、どうしていけばいいのか。これを、専門分野を超えてより多くの皆さんの知見・ビジョンを交わしながら、更に自分自身が変化へチャレンジするスタンスを維持し続けられる、それが、私自身から見たこの塾の活動の魅力です。

「IT技術の進化とマスコミュニケーション

 10年後に、記者はどのようにマネタイズしていくか」(松嶋さん)

 これまでマスコミは「独占」によりマネタイズし、記者の育成費用などを賄ってきた。しかし、近年のIT技術の進歩により、前世紀のような伝達手段の独占は不可能になり、それにより収益が年々悪化している。一方、民主主義では健全なニュースの入手手段が必要であり、将来の記者の生活維持に

不安が生じてきているが、現状マスコミ自身には全く自覚がない。

「遺伝子とアルツハイマー痴呆

 アルデヒド脱水素酵素とアポリポタンパク質を例として」(松嶋さん)

  各人の持つ遺伝子の型により、将来発生する病気が予見されると提唱されてきている。現状すでに簡単に測定できるようになってきており、近い未来に様々な社会的葛藤を引き起こすとか予測できる。今回、アルツハイマーを例にして問題提起した。

「楽観的に考えよう」(中谷さん)

 楽天と楽観は違う、楽観的に考えないと物事は良くならない。現状をきちんと受け止めたうえで、「なんとかしよう」、「なんとかするのだ」と強い意志をもって課題を受けて立つ前向きな生き方が楽観主義である。

「2052+3(30年後の未来予測)」(船渡さん)

 最近はコンピューターやAIによる膨大なデータ間の相関関係による悲観的な未来予測が増えつつあります。しかしながら、未来は積極的に変え得るものだし、主体的に未来を予測することは自分自身になることにもつながります。ジャックアタリは、自分の経験、直観、思考を総動員して積極的に未来予測を行うことを提案しています。これは自分という人間にしか出来ないことで、決してAIに置き換わることのない領域です。おまけは、未来塾の未来を考えるうえで参考になる哲学対話を紹介しました。自分の経験で話す、まとめない、というところが参考になると思いました。

「日本の技術源流考」(出川先生)

 日本の科学技術の特徴(世界のほかの国に対して)は、日本の地勢・風土の自然条件から説明できるのではないかとの思いから始まる。そのベースには豊富な金属資源(+採りだしやすさ)と取り出した金属を使った各種の道具、農具・武器の製造や展開の技術ベースに合致したものではないかとの仮説を立てた。まだ仮説構築途中であり、皆さまとの活発な議論・共同調査を期待します。

⇒皆さまの専門分野で何か繋がるところ、思いつくことはないか?勤務先企業のルーツなどで関連づけられるところはないか。

「人生100年時代に相応しいスマート・エイジングな活動」(阿部先生)

 スマートエイジングとは、失われた「時分の花(若さゆえの美しさ)」にすがりつくアンチエイジングではなく、「まことの花(内側から咲かせるもの)」を得る努力をする生き方である。つまり、エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人や社会が知的に成熟することである。未来塾はパッシブからアクティブへ、充電から放電へ、フィードバックからフィードフォワードへ、takeからgive & giveへ向かう時期ではないだろうか。

 未来塾の活動(フォーラムやプロジェクト、サークルなど)は、以前、過去―未来、地域‐グローバルという2軸(4象限)でポジショニングしたので、これから始まる活動やフォーラムもこの4象限のどこに位置づけられるのかを考えてみてはどうか。また、この2軸に拘らずに軸を見直してみることも必要かも知れない。

 未来塾を認知してもらう為には多くのチャネルを使うことが必要ではないか。HPはGoogleなどの検索エンジンで最初に出てくるようにキーワードを選択してはどうか。また、未来塾を「○○である」というフレーズをHPのトップに掲載してはどうか。

第2部 懇親会
 多数のお酒が並び、翌日の議論のエンジンになりました。各地の日本酒(泡盛も)は
いずれも特徴があり、おいしくいただきました。
第3部 「テクノ未来塾の未来」について
​ 3グループに別れ、「未来塾になぜ参加しているのか?」(赤色のポストイット)、「活動の方向性を考える」(黄色のポストイット)を各自で思いつくままに書き出し、グループ討論を行いました。
​①「未来塾になぜ参加しているのか?」
・多様な人との多様な議論を通じて気付きが得られる
・社外の人と話す、情報が得られる良い機会
・トライアルの場(企業では出来ないけれど、未来塾では失敗しても許容される)
・互いに高めあう場(知的なトライアル)
・色々な話題に対して議論ができ、各々が気付きを得られる場となっている
・議論の場がFace to Faceということが大事
・未来塾の場での議論は上下関係がなく、立場が違う人達が切磋琢磨した上なので納得感がある
・組織を超えたフラットで自由な意見が出る、言い易い場。組織の理論が働かないフラットな場
・技術者として自分の考え方を比較したり、確認する場
・個人と会社、技術の広さ深さという軸で考えてみた時、会社では考えないことを考えられる、企業で経験できないことを個人として見識を高められる場
・人脈作り、自己啓発、セカンドキャリアを考える場
・未来塾には共通のバックグラウンドがある
・会社を辞めるとエンジニアではなくなるが、未来塾ではエンジニアに戻れる
・会社として参加する異業種交流とは違う魅力があるはず
②「活動の方向性を考える」
・発信力が足りない
​リアルでやっていることが面白いと発信!​
リアルの良さをバーチャルに発信する
未来塾のブランド化、プロモーション、どうやって価値を発信するか?
未来塾は同じ方向、価値を持つ、それをどう発信するか?
・技術者としての地位や給与を向上することを目指す
・ネットワークを内外とも繋げる、広がる。儲けに繋がるとなお良い。
・技術者の地位向上、収入を上げる。
・GIVE(与える)が先、最後にもらう(TAKE)
・社会的なテーマに向かって議論する、技術者としての生き方を考える
・ネット配信して色々なところから参加できるようにしては?
・やりっぱなしではなく、纏めるなどの作業が必要
・参加していないメンバーに意義や価値を伝えることが大事