Forum

 

フォーラムは、独創的な研究開発、技術開発で実績を挙げている専門家、ベンチャー起業家、 ユニークな経営者による講演と参加者全員による討論で構成されています。 →全フォーラム実施リスト

●第171回「東京フォーラム」

【日時】 2018年6月23日(土)13:15−17:30(開場:12:30)
【会場】 早稲田大学理工キャンパス 55N号棟 1階 第2会議室      

第1部 インタラクティブ講演

 【講師】 中村 善貞氏 富士フイルム株式会社 イノベーション アーキテクト
 【演題】 「新規事業って何?」~新規事業の立ち上げを追体験してみよう~  

第2部 ワークショップ「バイアスブレーク」:新規商品・事業のアイデア発想法


 

●2018年2月24日(土)20周年記念「新春京都フォーラム」

「未来を創る イノベータのアイデンティティ」
 ~あなたは、出る杭になるか、出る杭を育てるか、何もやらずに悔いを残すか~

 竹林 一氏 オムロン株式会社 技術・知財本部 SDTM推進室長

                              

【講演概要】

 冒頭、「イノベーションは新しい仕組みや価値をつくること。技術だけでなく、生産や人事、総務などあらゆるところでイノベーションが起こせる。」というメッセージではじまった講演は、竹林氏のご経験に裏打ちされた示唆に富んだ内容でした。そして講演の最後は、次のようなメッセージで締めくくられました。
「イノベーターとは自分の意志に従い、やりたい事を信念を持ってやり続ける人」のことです。その思いに賛同した人が集まり、やがて新しい価値が生まれ、外部の人達がその価値に対して「イノベーションというレッテル」を貼ってはじめて、その価値がイノベーションとして認知されるのです。皆さん一人一人のこれからの取り組みに期待しています。

                              

第2部:グループディスカッション

 今回は、「あなたの目標や夢」、「イノベーターとして何をしますか?」、「イノベーターをどう育てますか?」というテーマでグループディスカッションを行いました。発表の際にはグループディスカッションを通じて、全員が「各自が気づいたこと」を一言ずつコメントする形式を取りました。そして最後に竹林氏から「自分の軸を見直し、まずは、自分のやりたいことをリストアップしよう。」というコメントを頂きました。
 

【参加者の感想】

 (1)意志をもって行動しなさいという熱いメッセージを感じました。評論するだけになっていないか、他人事にし

  ていないか、等々反省 す ることばかりですが、少しずつでも変わっていこうと改めて思いました。
 (2)やりたいこと100連発。これを毎年やることで夢や目標が出やすくなりますね。イノベーションを起こすとき

  には起承転結を考えます。
 (3)会社以外含めて「自分は何をやりたいのか?」を100連発しようと思います。自分では「改善」と思ってやっ

  ていることでも、他人からみれば、それは「イノベーション」かも知れません。そして、イノベーターは育て

  て作れるものではなく、イノベーターが存在しても構わない風土づくりが大切ではないかと思います。
 (4)人がやらないこと、ワクワクすることをする。自立自営で金を産む。そして、誰かを喜ばせながら、楽しく生

  きて85歳まで働きたい。

●2017年12月16日(土)オープンフォーラム in 東京「伝統技術を未来技術へ繋ぐ」

基調講演「新製品開発に応用する伝統技術~科学技術の温故知新を考える~」

 生越 由美氏 東京理科大学大学院教授

江戸技術プロジェクト出版報告会

・「江戸時代のハイテク・イノベーター列伝」紹介
・パネルディスカッション:「江戸時代のハイテク・イノベーター列伝」今後の展開について


●ご案内チラシはこちら

                              

・開催報告

 基調講演では、伝統技術を未来技術へ繋ぐための提言をいただきました。日本には伝統技術が多く存在し、地域の特徴になりつつありますが、日本人はその価値を理解できていないのではないか。伝統技術を「文化資本」ととらえ、技術を要素に分解し、その中の技術を応用した製品用途開発を進める必要があります。そしてその伝統技術を有する地域や製品をブランド化していくことも必要です。社会は「金持ち」を目指す時代から「時持ち」へと価値観が変わりつつあり、高価でも良いものが売れるようになっています。伝統技術のブランド化を進め海外に提供していけるポテンシャルが、「文化資本」が豊富な日本には十分あるはずです。 
 

 出版報告会では、出版の経緯紹介と、執筆メンバーから各章の内容紹介がありました。産業革命以前の日本の技術はあまり語られていませんが、江戸時代の技術は日本の地勢、風土などの自然条件と和学、漢学、蘭学などが融合し発展してきたもので、調査を進めると明治維新はエンジニアが成し遂げたのではないかとさえ思えてきました。
 

 パネルディスカッションでは、大学、産業界からの参加者とテクノ未来塾理事の6名のパネリストから出版報告を受けてのコメントがあり、その後、参加者全員でのディスカッションを行いました。

 

・参加者の感想

 日本にはすばらしい伝統技術がありながら、これを日本人自身の手で活かす事ができていない事を改めて反省させられました。特許に関しては過去に散々痛い目にあった事を通して改善されてきましたが、伝統技術をブランド化して高付加価値を与えることにはまだまだ無頓着です。
 第2部では、江戸時代の日本にも優れたイノベーターがいたことを再認識しました。これを共有財産として活用し今後に活かせていけたらと思います。カラスを見て俺も飛んでみたいという人はいても実行する人はそういないでしょうね。

 

 金持ち」ならぬ「時持ち」という言葉に衝撃を受けました。価値を「お金」と見るか「時間」と見るか。高齢化が進む中でここにこれからのヒントがある気がします。ディスカウントで安いものを買いに走るか、伝統品をゆっくり吟味しながら時間をかけて眺める価値を見るか。日本人が「お金」の価値を優先して、伝統、デザインにいつの間にか頓着しなくなっているかもしれません。今回の生越先生のお話から、日本人にとっての「時」「伝統」「デザイン」の価値って何なのか、エンジニアには無縁に考えがちで疎い「地政学」を、国内、海外で俯瞰して価値、ビジネスのヒントになると感じました。


基調講演は日本の伝統技術を考え直す良い刺激となりました。
「伝統技術を因数分解する」
⇒要素に分解していった時に何が強みや良さになっているのか、一つ一つの要素だけではなく、どんな組み合わせが強みや良さを生み出しているのか、それに気付くためには一歩引いて外から技術を見つめ直してみることも重要かなと思いました。

●これ以前のフォーラムはこちら

 

© 2023 by BRO TIME. Proudly created with Wix.com

  • facebook-square
  • flickr-square
  • Twitter Square
  • youtube-square

CONNECT WITH US ONLINE

  • w-facebook
  • w-flickr
  • Twitter Clean
  • w-youtube