Forum
2018年
フォーラムは、独創的な研究開発、技術開発で実績を挙げている専門家、ベンチャー起業家、 ユニークな経営者による講演と参加者全員による討論で構成されています。 →全フォーラム実施リスト
●2018「寺子屋フォーラム」
【日 時】2018年12月15日(土)13:00−17:30/18:00-20:00(開場:12:30)
【会 場】機械振興会館 B3-1会議室
第1部 理事・会員・塾生によるリレー講演
◎総合テーマ:技術者の「働く方変革」と自らの実践(働き方改革ではなく!)
第2部 招待講演
【講 師】藤井 薫氏 株式会社リクルートキャリア 広報部 リクナビNEXT編集長
リクルート経営コンピタンス研究所 エバンジェリスト
【演 題】「働く喜び・未来のかたち」へ
変わる社会・転職市場・キャリア戦略から見る技術者の“働く方変革”
第3部 プロジェクト・サークル紹介・懇親会
★「京都オープンフォーラム」★
【日 時】2018年10月27日(土)13:00−17:15(開場:12:00)
【会 場】キャンパスプラザ京都 2階 第3会議室
第1部 講演
【講 師】中澤 慶久氏 大阪大学大学院工学研究科特任教授・Hitz協働研究所所長
【演 題】「研究開発から事業化へ、用途拡大から製品化へ 新規事業をやりきるために大切なこととは?」
第2部 グループ・ディスカッションと発表、講師コメント
【開催趣旨】
普段のテクノ未来塾のフォーラムを体験して頂き、ポスターでの活動紹介とメンバーとの交流を通して今後も未来塾に参加して頂ける ような機会にしたいと考えています。新しい方に参加して頂くことで新しい視点や考え方を取り入れ、固くなった頭、思考回路をほぐして さらなる活性化を図ります。テーマにご関心のある方、特にエンジニア系人材のご参加を歓迎します(実行委員長)。
【開催概要】
講演では、「日立造船での杜仲茶開発に始まり、中断を経て植物由来の環境に優しい素材開発へ。順風満帆ではなかったその道のりと 分岐点となった決断の数々、新規事業が成功する連携の鍵、四半世紀に亘る開発物語」を開発技術者が熱く語ります。
第2部では、講演を受けて専門や職種・年代の異なる少人数のグループでディスカッションします。グループ発表の後、講師からコメント を頂き、新たな視点や発想を得るヒントとします。
第171回「東京フォーラム」
【日時】 2018年6月23日(土)13:15−17:30(開場:12:30)
【会場】 早稲田大学理工キャンパス 55N号棟 1階 第2会議室
第1部 インタラクティブ講演
【講師】 中村 善貞氏 富士フイルム株式会社 イノベーション アーキテクト
【演題】 「新規事業って何?」~新規事業の立ち上げを追体験してみよう~
第2部 ワークショップ「バイアスブレーク」:新規商品・事業のアイデア発想法
【講演概要】
参加者が「富士フイルムの新規事業である化粧品事業の立ち上げを追体験することで、新規事業を創出するためにはどうすればよいのか?を考える」とともに、「新規商品・事業を生み出すアイデア発想法」を体験するワークショップ形式のフォーラムでした。リアルな実例を題材にしたことで、議論の際に想像しやすく、回答紹介の際には「なるほど! やっぱりそうか! 上手く考えたな! そうきたか!」といった説得力や納得感があり、非常に刺激的で学びの多い内容でした。
【参加者の感想】
(1)最初の化粧品を出してから売れ出すまでの苦労や実際に苦労して試行錯誤された内容の一端を参加者に考えさせながら紹介されたので、「自分だったらどうするだろう?」と絶えず考えたり、参加者と議論が出来て、とても刺激的でした。
(2)QA方式で学ぶポイントが大変わかりやすく、イノベーションの手法が形式知化されていると感じました。
(3)エネルギーの高い講師とエネルギーの高い参加者が集まるフォーラムに、今回も新たな気づきとエネルギーをもらえました。
●2018年2月24日(土)20周年記念「新春京都フォーラム」
「未来を創る イノベータのアイデンティティ」
~あなたは、出る杭になるか、出る杭を育てるか、何もやらずに悔いを残すか~
竹林 一氏 オムロン株式会社 技術・知財本部 SDTM推進室長
【講演概要】
冒頭、「イノベーションは新しい仕組みや価値をつくること。技術だけでなく、生産や人事、総務などあらゆるところでイノベーションが起こせる。」というメッセージではじまった講演は、竹林氏のご経験に裏打ちされた示唆に富んだ内容でした。そして講演の最後は、次のようなメッセージで締めくくられました。
「イノベーターとは自分の意志に従い、やりたい事を信念を持ってやり続ける人」のことです。その思いに賛同した人が集まり、やがて新しい価値が生まれ、外部の人達がその価値に対して「イノベーションというレッテル」を貼ってはじめて、その価値がイノベーションとして認知されるのです。皆さん一人一人のこれからの取り組みに期待しています。
第2部:グループディスカッション
今回は、「あなたの目標や夢」、「イノベーターとして何をしますか?」、「イノベーターをどう育てますか?」というテーマでグループディスカッションを行いました。発表の際にはグループディスカッションを通じて、全員が「各自が気づいたこと」を一言ずつコメントする形式を取りました。そして最後に竹林氏から「自分の軸を見直し、まずは、自分のやりたいことをリストアップしよう。」というコメントを頂きました。
【参加者の感想】
(1)意志をもって行動しなさいという熱いメッセージを感じました。評論するだけになっていないか、他人事にしていないか、等々反省することばかりですが、少しずつでも変わっていこうと改めて思いました。
(2)やりたいこと100連発。これを毎年やることで夢や目標が出やすくなりますね。イノベーションを起こすときには起承転結を考えます。
(3)会社以外含めて「自分は何をやりたいのか?」を100連発しようと思います。自分では「改善」と思ってやっていることでも、他人からみれば、それは「イノベーション」かも知れません。そして、イノベーターは育てて作れるものではなく、イノベーターが存在しても構わない風土づくりが大切ではないかと思います。
(4)人がやらないこと、ワクワクすることをする。自立自営で金を産む。そして、誰かを喜ばせながら、楽しく生きて85歳まで働きたい。