「超電導の研究と鉄道、超電導『き電ケーブル』実用化へ」
富田 優氏 (公財)鉄道技術総合研究所 超電導応用研究室長
超電導は直流システムの鉄道と相性が良く、冷却にエネルギーを要するものの、ブレーキのエネルギー回生効率の向上まで視野に入れると電力面でもメリットのあるシステムが組めるとのこと。驚いたのが、鉄道総研の敷地内に既に300mの試験線が敷設され実証試験がスタートしており、5年後の実用化を目指されているというスピード感でした。山手線になるのか、地下鉄なのか、2020年の東京五輪の頃には、もしかすると超電導で動く電車が走っているかもしれないと考えると、期待も高まります。